安田依央 著
『わたしの骨はどこへいく?』
人は死んでも、
あたりまえに骨になれるわけではない。
少し切実で、少しおかしな骨の旅。
「骨の行き先」という、普段だれも口にしない問いを追ううちに、わたしたちの社会の姿が、ゆっくりと浮かび上がってきた。これは、骨についての本であり、生きることについての本でもある。
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AUTHOR'S NOTE
この本を書いた理由
ある日ふと、わたしは「自分の骨はどこへいくのだろう」と思いました。
人は死んでも、骨になることさえ、当たり前ではありません。 骨になるまでには数々の壁があり、やがて骨は誰かの手に渡り、どこかへ向かう。それはひどく現実的な問いであると同時に、とても不思議な旅の始まりのようにも感じられました。
日本では、火葬が当たり前とされています。でも、骨になるまでの過程、骨になってからの行き先、そして残された人たちの心の中での骨の存在を、わたしたちはあまり語りません。この沈黙が、わたしには気になって仕方がありませんでした。
この本は、その問いをたどる旅の記録です。明るくはないかもしれない。でも、暗くもないつもりです。少し切実で、少しおかしな、わたしたちみんなに関わる話です。
安田依央
作家
REFLECTION
「この旅のあとに残るもの」
Ⅰ
A DISCOVERY ABOUT MYSELF
「わたしとは何者なのか」を、静かに問い直す。
自分の骨の行き先を考えることは、 自分の人生を見つめ直すことでもあった。
Ⅱ
A DISCOVERY ABOUT SOCIETY
人は死んでも、あたりまえに骨になれるわけではない。
その事実は、 わたしたちの社会の姿を静かに映し出していた。
Ⅲ
A DISCOVERY ABOUT PEOPLE
骨は、誰かの手へ渡っていく。
その「誰か」を、 わたしたちは問い直す時代にいる。
「わたしとは何者なのか」を、静かに問い直す。
その問いに、正解はありません。
この本は答えではなく、問いとともに歩くための一枚の地図です。
安田依央
YASUDA IO — Official Website
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